展開 (物体から)

みるみる的物質

	大学入試に向けてやたら描いてた時これを描こうと思って買ったもの。中国産。手の中で転がす「健身球」。ふるふると振るととても心地よい音がする。受験生の時これに病みつきになった。逆まわしは難しいが難無くクリア！
	大学時代にエスニック屋で買ったもの。からから。重りによって上の丸いところがくるくる回る。一回まわるごとに一回「般若心境」を唱えたことになる「まに車」。まわし続けるうちに自分の手とまに車とどちらが回しているのかわからなくなり、止まってしまう。中をあけるとサンスクリット語の教典がみっちりつまっていた。
	大学時代最後の頃に買った、「背骨矯正ゴムボール」この上でブリッジしたり、ぽんぽんとはずみをつけたり、骨盤をくるくるゆっくり回したりするもの。質感は今思えばこのあたりから「みるみる」らしくなってきている。
	最近「みるみる」的な素材を求めて買った「にぎにぎ心臓」いわゆるげてもののたぐいだが、これなら作れるかもしれないと思わせるしろもの。外身は透明のゴムので、中にスライムらしきものが入っている。
	パソコン用品。「リストフィット」。マウスの高さになっているアクリル樹脂素材の透明ゴム。色と透明感は「みるみる」的だが、弾力性がやや強い。
	このふるふる感がたまらない。その名も「アメーバーボール」。薄い薄いゴム膜には一面に突起物がついていて、窓なんかに投げ付けるとくっついてゆっくりとおちてくる。その要すがアメーバーのよう。驚く程やわらかくて驚く程の不定形性。中身は水のようだ。